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コラム|Gmail × Googleチャット

大事なメールを見逃さない。Gmailに届いたらGoogleチャットに知らせる方法

ふだんはチャットしか見ていない。でも、一部のお知らせだけはメールで届く。そんな職場のための仕組みです。

2026年10月1日 しじみ

大事なメールを見逃さない。Gmailに届いたらGoogleチャットに知らせる方法

わたしの職場では、ふだんの連絡はGoogleチャットが中心です。ところが、社内のワークフロー申請など、一部のお知らせだけはメールで届きます。メールはあまり開かないため、大事な申請の確認がつい遅れてしまうことがありました。

そこで作ったのが、Gmailに決まった件名のメールが届いたら、Googleチャットに知らせる仕組みです。この記事では、その考え方と作り方を紹介します。コードはAIに書いてもらうので、自分で書く必要はありません。

GASそのものが初めての方は、先に「GAS(ガス)ってなに?」を読むとわかりやすくなります。

しくみの流れ

ポイントは、GASが数分おきに自動でGmailを確かめることです。メールが届いた瞬間ではなく、次に確かめたタイミングで知らせが届きます。10分おきなら、遅くても10分ほどで気づけます。

始める前に確かめること

  • 会社のGoogleアカウント(Google Workspace)であること:Googleチャットのスペースに外から投稿する仕組み(Webhook/ウェブフック)は、会社のアカウントで使う機能です。個人のGmailでは使えません。
  • 管理者の設定でWebhookが使えること:会社によっては、管理者の設定で止められています。スペースのメニューにWebhookの項目が出ない場合は、社内の管理者に相談してください。
  • 知らせたいメールの見分け方:件名に必ず入る言葉(例:「【申請】」「承認依頼」)や、決まった差出人を確認しておきます。

AIに頼む前に、決めておく4つのこと

  1. どのメールを知らせるか:件名に入る言葉、または差出人。「件名に『承認依頼』が入ったメール」のように1通りに決めます。
  2. どのスペースに知らせるか:自分だけのスペースか、チームのスペースか。
  3. 何を知らせるか:件名と差出人だけで十分なことが多いです。本文まで流すと、チャットに見せたくない内容が混ざることがあります。
  4. 何分おきに確かめるか:5分・10分・15分など。短くするほど早く気づけますが、1日に動ける時間の上限に近づきます。迷ったら10分がおすすめです。

もう1つ大事なのが、同じメールを二度知らせないことです。知らせたメールにGmailのラベル(例:「通知済み」)を付けておき、次からはラベルの付いていないメールだけを確かめるようにします。これもAIへの頼み方に入れておきます。

頼み方の、悪い例と良い例

悪い例
Gmailにメールが来たらGoogleチャットに通知するGASを書いてください。

これでは、どのメールを知らせるのかがわかりません。すべてのメールが流れてきたり、同じメールが何度も届いたりします。

良い例(一部)
# 目的
Gmailに決まった件名のメールが届いたら、Googleチャットのスペースに知らせたい

# 業務の詳細
- 知らせるメール:件名に「承認依頼」が入ったメール
- 知らせる先:Googleチャットのスペース(Webhookで投稿)
- 知らせる内容:件名・差出人・受信日時(本文は入れない)
- 確かめる間隔:10分おき

# コードの条件
- 知らせたメールには「通知済み」のラベルを付け、二度知らせない
- WebhookのURLはコードに直接書かず、スクリプト プロパティに保存する
- 自動で動いたときにエラーが起きたら、自分にメールで知らせる

たのみかたナビなら、「チャット・LINE」→「条件に合ったら知らせる」→ 元のデータ「Gmail」→ 届け先「Googleチャット」と選んでいくだけで、こうした指示文ができあがります。二度知らせない仕組みや、Webhookの準備の手順も指示文に入ります。

動かすまでの流れ

  1. WebhookのURLを用意する:Googleチャットで知らせたいスペースを開き、上のスペース名を押して「アプリと統合」→「Webhook を追加」から作ります。表示されたURLをコピーしておきます。
  2. AIにコードを書いてもらう:上の「良い例」のように頼みます。
  3. Apps Scriptに貼り付ける:script.google.com で新しいプロジェクトを作り、AIのコードを貼り付けて保存します。
  4. WebhookのURLを保存する:AIの説明に従って、「プロジェクトの設定」のスクリプト プロパティにURLを入れます。
  5. まずはテストで動かす:自分あてに、決まった件名のメールを1通送り、本体の関数を「実行」します。最初は承認の画面が出ます。
  6. 自動で動かす設定をする:AIのコードにある、トリガーを作る関数(例:setupTrigger)を1回だけ実行します。

気をつけること

WebhookのURLは、パスワードと同じ

このURLを知っている人は、だれでもそのスペースに投稿できてしまいます。コードの中に直接書いたり、人に見せたりしないようにしましょう。もし漏れたときは、スペースの設定からそのWebhookを削除して作り直します。

見せたくない内容をチャットに流さない

チームのスペースに知らせる場合は、そこにいる全員が内容を見ます。本文やお客様の名前は入れず、件名と差出人だけにしておくと安心です。

作った人のアカウントで動く

自動で動く設定は、設定した人のGmailを確かめます。異動や退職のときは、引き継ぎが必要です。

まとめ

  • メールを見逃しがちなら、GASでGoogleチャットに知らせる仕組みが作れる
  • 頼む前に「どのメールを・どこに・何を・何分おきに」を決める
  • 知らせたメールにはラベルを付けて、二度知らせないようにする
  • WebhookのURLはパスワードと同じように扱う

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